お金について

はじめに

今回は、自分のお金についての考え方を共有したいと思う。お金についての考え方や価値観は本当に人それぞれで、一概に言えない。だけど、お金の価値観は、人生の価値観といいかえても言い過ぎではないほど生きていくうえで大切な価値観だと思う。

参考になった本

自分のお金についての価値観を醸成してくれた本を紹介する。

お金の大学
youtuberでもある、両学長の書籍。お金についての5つの力(貯める、増やす、稼ぐ、守る、使う)についてイラスト付きで説明してくれる。特に貯めると増やすの章は具体的に貯める方法や増やす方法を書いているため、そのまま実行するだけでOKなことも多い。
自分はこの本と両学長のyoutubeでお金の貯め方(固定費の節約)や増やし方(投資)について学んだ。

ぼくはお金を使わずに生きることにした
マーク・ボイルさんの著書。1年間お金を全く使わずに生活した体験記。
この本からお金をたくさん使わなくても、十分に豊かな生活ができることや、お金を使った消費や娯楽以外の楽しみがたくさんあることを学んだ。ただ、著者のように全くお金を使わずに生活するのは、自分には無理だとも思う。

手取りの2割を先取り貯蓄する

最初に紹介するのは、先取り貯蓄。お給料が振り込まれたら、自動的に貯金用口座に振り込まれるようにしている。ほとんどの人は、使えるお金があればその上限まで使ってしまうから、最初に貯金してしまうという考え方。

具体的なやり方としては以下。
1)貯蓄用口座を給与受取口座とは別に作成する。
給与口座は振込手数料が無料のところがおすすめ。自分は楽天銀行を給与受取口座にしている。
2)給与受取口座から貯蓄用口座への自動振込を設定する。
2-1)振込日:給料日の次の日に設定する。
例えば、給料日が毎月25日だったら、自動振込を26日に設定。
2-2)振込金額:手取りの2割程度を目標。
例えば、自分が新入社員のときは手取りが20万円程度だったので、貯蓄5万円(貯金2万円、投資3万円)していた。
ただ、これは完全に人によると思う。例えば手取りが10万円の場合は手取りの2割を貯金するのは難しいかもしれないし、40万円の人は余裕があるかもしれない。そこは個人の生活費や家族構成によるところだと思う。

NISA口座で投資をする

次に紹介するのは、NISA口座での投資。投資を始めたのは、父と大学の先輩の影響。
父からは、節税になるから、騙されたと思ってつみたてNISAと確定拠出年金を始めてみろと。
大学の先輩からは、研究室を先輩が卒業するときに、社会に出る前にどんなこと勉強したらいいですかね?と聞いたら、お金の勉強、特に投資の勉強をしておけと。

その時は半信半疑でNISAと確定拠出年金(自分の場合は企業型DC)を始めてみたけど、少しずつ二人が言っていた意味がわかってきた。

1)貯金だけだと、インフレに負けてしまう可能性が高い。
高度経済成長期は、銀行に預けているだけで、金利5%とかだったらしいけど、今はメガバンクで0.3%程度だと思う。一方で、日本のインフレ率は2025年の平均で2%程度らしい。1年で物価が2%上昇しているということ。具体例で考えると、10000円を銀行に預けると、1年後には10060円になっているが、10000円で買えたものが1年後には10200円になっている。つまり、現金の価値が1年後には減っているということ。投資をすると、投資先にもよるけど年利5%程度のものもあるから、インフレに負けない。
このことから、自分は最低限の現金は持ちつつ、貯金感覚で投資を始めた。

2)お金が増える
投資先にもよるけど、堅実なインデックスファンド(S&P500とかオールカントリーとか)を選ぶと、年利5%程度はある。つまり、10000円を預けると、1年後には10500円になっていて、2年後には11025円になる。10年後には16289円になっている。10000円を年利5%で投資できると、10年後には6000円以上増えているということ。今は10000円で計算してみたけど、仮に100万円で考えると、年利5%で10年後には163万円になるということ。投資している金額が大きいほど、恩恵も大きい。

3)不労所得になる
インデックスファンドではなく、高配当ファンドを選べば、配当金をもらうこともできる。配当金も投資先にもよるけど、1年で投資金額の3~4%程度の配当金をもらうことができる。仮に高配当ファンドを100万円購入していれば、その4%の4万円を配当金として1年間で受け取ることができる。1ヶ月あたりだと、3000円程度かな。これでスマホの通信費を支払うことができる。事実上、スマホの通信費が無料になるということ。スケールは大きくなるが、1000万円で考えると40万円の配当金がもらえる計算になる。1ヶ月あたり3万円の配当金。これだと、通信水道光熱費すべて賄えるのではないだろうか。

以上のことから、自分が取っている作戦は以下。
1)生活防衛資金として貯金用口座に100万円を現金で持っておく
2)旅行に行ったり、家電を買ったり、急な出費に備えるために、給与口座にも100万円程度持っておく
3)新NISAの積立投資枠でインデックスファンド(オールカントリー)を5万円購入
4)新NISAの成長投資枠で高配当株ファンド(SCHD)を余剰資金で購入。ボーナスなどを活用することも。

固定費を下げる

自分は家は買っておらず、賃貸に住んでいる。車も持っておらず、遠出するときはレンタカー。保険も入っていない。スマホは格安SIM。生活スタイルによって、できること、できないことは承知の上で、自分の考え方について紹介したい。

1)持ち家
持ち家を購入する場合、ローンを組んで購入することになると思う。35年ローンなどを組んでしまうと、定年まで働くことは確定する。しかも、ローン金利もあるため、余分にお金を払うことになる。
転勤などがあっても家があると売ることや引っ越しも大変になる。
間取りも難しい。子供のことを考えて、3LDKや4LDK?とかにしても、子どもが大学生などになって家を出ていったときに持て余してしまうのではないかと考えてしまう。
一番大きい理由は、自分は老後は定住せずにいろいろな街を転々として暮らしてみたいなと思っているので、現状では持ち家は買わない選択をしている。
2)車
自動車は持ったことがないので具体的には言えないけど、自動車の購入費に加えて、維持費と駐車場代がかかると思う。
もちろん、自動車がないと生活できない地域とかはあると思うけど、都会暮らしなら、レンタカーやカーシェアリングで対応可能ではないかと思う。自動車の維持費3万円、駐車場代2万円とし、レンタカーを月に2回、2万円使うとして(1万円x2回)月に3万円節約になる。
3)保険
保険も入っていないけど、健康保険があるから大丈夫。健康保険で対応できない場合は生活防衛資金を使う予定。ただ、自分が死んでしまって、残す家族がいる場合は、死亡保険は掛けておいてもいいかなと。保険にもよるけど、安くて3000円程度するのではないだろうか。保険に入らないだけで月に3000円以上節約できる。
4)スマホ通信費
格安SIMに変更すると月額3000円程度で使うことができる。大手キャリアの場合は、オプションにもよるけど8000円以上するのではないだろうか。格安SIMに変えるだけで、月に5000円以上節約できる。

メリハリを付けてお金を使う

ここからはお金を使う時に意識していること。まずはメリハリを付けてお金を使うこと。自分は何にお金を使うと幸せを感じられて、何に使っても幸せを感じられないかが明確であると少ないお金で満足した生活を送ることができる。

自分がお金を使うところは旅行、外食、友人との食事、インテリア、時短家電とかだろうか。
お金を使わないところは、上記の固定費の削減に加えてブランドの服やカバン、会社の飲み会、テーマパークとか?
ここも人の価値観によると思う。自分と価値観が真逆の人もいると思うし、そんな方は自分が価値があると思うことにお金を使えばいいと思う。

とにかく、自分が何に価値を感じるかを考えながらお金を使う習慣をつけることが大切。

いいものを買って長く使う

高品質のものを長く使うことを意識している。スマホ、パソコン、イヤホン、サンダル、スニーカー、眼鏡、財布、時計、照明、スピーカー、などなど。サンダルやスニーカーは3年程度で履き潰してしまうけど、他のものは、5年から10年程度は使いたいなと思って購入している。長く使えるものを購入すると、安いものを高頻度で購入するより安上がりになることも多い。
最終的にお金を使わずに済むということに加えて、脳のリソースも使わずに済む。中途半端に気に入ったものを購入すると、購入後も他のものと比較検討して、あちらのほうがいいのではないか?と考えてしまうけど、本当にいいもの、心から気に入っているものを購入できると比較しなくなるから、余計なことを考えなくて済む。これはとても好きな感覚。

まとめ

今回はお金についての考え方を紹介した。
具体的なアクションプランとともにまとめとしたい。

1.手取りの2割を先取り貯蓄する
アクションプラン:貯蓄用口座を作って、給料日の次の日に手取りの2割を送金設定する。

2.NISA口座で投資をする
アクションプラン:NISA口座を作成して、インデックスファンドまたは高配当ファンドを購入する。
購入資金は先程の貯蓄用口座から充ててもいいし、余剰資金があるならそこから充ててもよい。

3.固定費を下げる
アクションプラン:住居費、車、保険、通信費などを見直す。

4.メリハリを付けてお金を使う
アクションプラン:自分にとって価値があるものを考えて、そこにお金を使う。

5.いいものを買って長く使う
アクションプラン:次に買うものは、少し高くても5年以上使えるものを購入する。

いかがでしょうか。お金についての考え方は人それぞれだけど、少しでも参考になればアクションプランとともに実践してみてください。

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