おすすめ本(自己啓発系)

ぼくたちに、もうモノは必要ない

ミニマリストの佐々木典士さんの著書。
当時はミニマリストという単語も知らなかったけど、表紙の写真が素敵で、いわゆるジャケット買いをした。

内容としては、ミニマリストとは?という紹介から、モノが増えてしまう原因について考察し、そこから具体的なモノを減らすテクニックの紹介、モノを減らしたことによる変化について書かれている。

当時、人生に悩んでいたこともあり、なんでもいいから変わりたいと思っていた。この本を読んでから、モノが少ない生活、まずはやってみよう!ということで、とにかくモノを手放し始めた。

モノを手放すことで得られたことはたくさんある。
そのうち、自分が大きく変わったと思うことは以下の3つ。
・自分の大好きなもので囲まれる生活
・家事が楽になり、時間が増える
・モノにお金を使わなくなり、経験にお金を使える

ミニマルな生活に憧れている方、丁寧な生活に憧れている方、自分の時間を増やしたい方は読んでみてはいかがだろうか。

嫌われる勇気

おすすめ本2冊目は、嫌われる勇気。
有名な本なので、読んだことがある方も多いと思うが、自分も読んでいて衝撃を受けた。新幹線の中で読んでいたのだが、2時間半ぶっ通しで読んだことを覚えている。

内容としては、対人関係に悩みを持つ青年とアドラーの哲学を研究している哲人が対話を通してアドラー心理学を紹介している。
対話形式でとにかく読みやすい。

本を読んで刺さったフレーズと、変わったこと
・対人関係のカードは「わたし」が握っている。
→相手との人間関係をよくできるかどうかは、相手の人間性によるのではなく、自分の関わり方で変えることができる。
・われわれは、同じではないけれど対等
→上司や先輩が偉いわけではなく、部下や後輩が劣っているわけでもない。難しいが、気持ちだけでも対等な関係を築けるように努力している。
・他者の課題には介入せず、自分の課題には誰ひとりとして介入させない
→最終的に自分が責任を負うことについては、他者の意見は参考程度に、自分がどうしたいか?を大切にするようになった。また、他者の課題について、求められたらアドバイス程度はするが、基本的には口出ししないようにしている。結局、自分で選んだ道でないと、納得できないから。

シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント

シリコンバレーの成功者、ナヴァルの発言や考え方をまとめた本。1章で富について、2章で幸福について書かれている。個人的には、幸福について書かれた箇所がお気に入りで、何度も読み返している。

幸福についての章の内容としては、そもそも幸福な状態とはなにか?という考え方からスタートし、幸福になるためのマインドセットや方法を教えてくれる。

この本を読んでから変わったこと
・自分なりの幸福について考えるようになった。そして自分の幸福を満たすことを優先して行うようになった。
・どうせ死ぬのだから、明るく前向きに生きようと思った。
・自分で状況を変えられないことに関しては、受け入れるようになった。
(・寝るとき、ベッドに横になって瞑想することで、寝つきが良くなった。)

体系的に書かれていないので、やや内容をまとめるのに苦労するが、ひとつひとつの内容はどれも含蓄があって、納得するものばかり。幸福について考えたい方におすすめ。

ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた

ニーチェ、キルケゴール、ショーペンハウアー、サルトル、ハイデガー、ヤスパースなどの哲学者の思想を学べる本。

この本のいいところは、女子高生と哲学者の対話形式で物語が進行していくので、内容が理解しやすいところ。また、哲学入門編という位置づけのため、哲学書の初心者にもおすすめ。自分も哲学書はほぼ読んだことがなかったが、各哲学者の思想を大まかに理解することができた。

自分の一番のお気に入りはハイデガー。人間はは、いずれは死ぬ存在であることを理解して、死を見据えて生きることで、よりよい生き方ができるという言葉に共感した。確かに、生きていて死を意識する瞬間は少ない。だからこそ、毎日を無駄にとは言わないものの、惰性で過ごしてしまうこともある。だけど、死を意識して生きることで、自分らしく生きようとか、明るく過ごそうとか、やりたかったことに挑戦しようとか、前向きに生きることができると感じた。

他の哲学者も魅力がいっぱいなので、哲学に興味あるけど、難しそうだなと思う方はぜひこの本から始めてほしい。個人的には、最初のニーチェの章が長く少し退屈だったが、次のキルケゴール以降がおもしろかった。

ぼくはお金を使わずに生きることにした

お金を使わずに豊かに暮らせることを証明するために、1年間お金を使わずに生活した著者の体験記。

どのようにお金を使わずに生活するかというカネなし生活のノウハウも面白いが、カネなし生活で得た考え方が特に興味深かった。

この本を読んで変わったこと
・お金を使わない生活でも、工夫次第で楽しい。
旅行に行ったり、買い物に行ったり、イベントに参加したりする休日も、もちろん楽しい。だけど、住んでいる街を散歩したり、海を眺めたり、図書館で本を読んだり、スーパー銭湯でゆっくりしたりと、あまりお金を使わなくても、楽しめることはたくさんあるなと思う。

こんな人におすすめ
・現代の消費主義社会に疑問を抱いている人
・カネなしの娯楽を探している人

まとめ

今回紹介した本は以下の5冊。
いずれも自分の人生にいい影響を与えたくれた本たち。
1.ぼくたちに、もうモノは必要ない
2.嫌われる勇気
3.シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント
4.ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた
5.ぼくはお金を使わずに生きることにした

最後まで読んでくれて、ありがとうございました。

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