考え方を変えてくれる本

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はじめに

今回は、自分の考え方を変えてくれた本について紹介する。
最近同じ内容の本ばかり読んでいるなという方や、新しい考え方を取り入れたい方はぜひ参考にしてみてください。

人生の短さについて

1冊目は、古代ローマの哲学者セネカの人生の短さについて
この本は、人生の時間に対する考え方を変えてくれた本。特に、人生の短さや人生の有限性を芽生えさせてくれた本。

タイトルからして、内容も絶対に面白いと思って購入した。
一般的に人生は短いと言われるが、人生を浪費せず、生き方次第では長くすることができるとセネカ先生は説いている。
セネカは、人生を長くするためには、過去の偉人から学べと説く。
過去の偉人達の考え方や思想を知ることで、自分はその偉人たちが生涯をかけて考えたことを数時間で手に入れることができるということ。

自分にとって、人生を浪費せず、有意義に使うためにはどうしたらいいだろう?と考えさせられる一冊。
浪費:スマホ、〇〇するべき、付き合いの飲み会
有意義:友人や家族との時間、運動、美味しい食事、読書、旅行

みなさんもこの本を読んで人生の短さについて、そして有意義な使い方について考えてみてはいかがでしょうか。

こんな人におすすめ
・人生を浪費してしまっていると考えている人
・人生の短さについて考えてみたい人

読書について

2冊目は、ショーペンハウアーの読書について
この本は読書についての考え方を変えてくれた本。

読書術についての本だと思って購入したら、そうではなかった。むしろ、かなり強烈に本を読むなと説いている。
それでは、何をしたらいいのか?ショーペンハウアーは思索(=自分の頭で考えること)を勧めている。
哲学書にしては書き方も明快で読みやすく、かつ短いので簡単に読むことができる。だけど、内容は重厚。

ショーペンハウアーの書き方は非常に厳しく、だけど示唆に富んでいる。以下に自分の好きな文章を引用する。
”読書は、他者にものを考えてもらうことである。本を読む我々は、他人の考えた過程を反復的にたどるにすぎない。”
”発条(バネ)に他の物体を乗せて圧迫を加え続けると、ついには弾力を失う。精神も他人の思想によって絶えず圧迫されると、弾力を失う。”
”心に思想を抱いていることと、胸に恋人をいだいていることは同じようなものである。”

自分は本を読むのは好きなので、本を読むのはやめられない。
ただ、本の内容を鵜呑みにするのではなく、自分の頭で考えて理解したり、行動するように意識している。

こんな人におすすめ
・多読している人
・哲学書を読んでみたい人

なぜ働いていると本が読めなくなるのか

3冊目は、三宅香帆さんのなぜ働いていると本が読めなくなるのか
この本は、仕事についての考え方を変えてくれた本。

これもタイトルに共感したのと、話題の本だったので購入した。
本を読むのが好きなのに、働き始めてからは全然本を読めていないなと。

内容としては、近代から現代の日本の労働史と読書史を解説しながら、現代の日本人がなぜ本を読めなくなっているのかについて考察している。
そして最終章で著者の働き方に対する考え方について述べられている。
もっと力を抜いて働く(著者の言葉を借りると、「半身で働く」)ことはできないのか。
フルタイムで働きつつ、文化を享受することはできないのか。
自己実現するのに、仕事以外の方法はないのか。
これらについて考えるようになった。

こんな人におすすめ
・働きすぎて、自分の趣味が取れていない人
・すこしゆるい働き方について考えてみたい人

神さまとのおしゃべり

4冊目は、さとうみつろうさんの、神さまとのおしゃべり
この本は、自分の現実に対する考え方、解釈を変えてくれた本。
スピリチュアルは苦手なんだけど、この本は神さまが出てくるのにサクサク読めた。

構成は、著者のさとうみつろうさんと神さまとの対話形式。
自分の心に残ったフレーズ
“現実は100%その人の思い通りにできている”
”お前の願いは1つ残らず全て目の前にかなっている”
”お客様は、神さまじゃない”
”後悔したって、イーンダヨ”

ちょっと逆張りというか、最初は神さまの言うことに反論したくなるのだけど、
神さまの話を聞いているうちに、そういう考え方もあるな、、と思えてくる。

こんな人におすすめ
・目の前の現実を変えたいと思っている人
・少し変わった本を読みたい人

エピクテトス 人生の授業

最後に紹介するのは荻野弘之さん、かおり&ゆかりさんのエピクテトス 人生の授業
奴隷の哲学者エピクテトスの考え方について、漫画でのストーリ展開のあとに解説があり、読みやすい構成になっている。
この本も現実に対する考え方や解釈の仕方を変えてくれた本。
先述した神さまとのおしゃべりが、ポジティブに解釈するというイメージで、エピクテトスは無理なことは諦めよというイメージ。

エピクテトスと主張の中心は、「変えられないものに執着せず、変えられるものに注力せよ。」
個人的にはこれは本当に大切な考え方だと思っていて、変えられないこと(過去、他人、できごと)を変えようとするより
変えられること(現在、自分、解釈)に注力したほうが、少ない労力で大きな効果が出る(=効率がいい)よねってこと。

こんな人におすすめ
・ストア派の哲学者の思想をライトに学びたい人
・変えられないことに執着してしまう人

まとめ

今回は、考え方を変えてくれた本として、5冊紹介した。
1.人生の短さについて
人生の時間に対する考え方を変えてくれた本
2.読書について
読書についての考え方を変えてくれた本。
3.なぜ働いていると本が読めなくなるのか
仕事についての考え方を変えてくれた本
4.神さまとのおしゃべり
現実との向き合い方や解釈を変えてくれた本(ポジティブに解釈する)
5.エピクテトス 人生の授業
現実との向き合い方や解釈を変えてくれた本(無理なことは諦めよ)

いい本に出会うと、人生が変わるほどの衝撃がある。そんな本を求めて、また本を読んでしまう。

少しでも参考になれば嬉しいです。それではまた次回。

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